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La Habana 1

太陽が眩しくて、眠いけれど眠れなかった。窓から見える景色は一面畑で、ここ数ヶ月ずっと夢見ていた国がいざ目の前に差し迫っていることが不思議で仕方なかった。

 

初めて乗るIntrejetは、LCCだというのにきちんと軽食とジュースのサービスがついてきて驚いたけれど、座席上から現れるはずの小型スクリーンが何かに引っかかって出てこずガタガタ言い、その下の席の人が無理やりスクリーンを引っ張りだしていたことに笑った。軽食はQuakerのクッキーで、ナッツが入っていて少し気分が悪くなった。

 

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空港に着くと、係りの人たちの制服が本当にメディアを通して見ていた社会主義国のもので、気分があがった。

 

朝一の便だったからか入国審査の列には同じ飛行機に乗っていた乗客しかおらず、がらんとしていた。隣の列に並んでいた外国人が入国審査で一度跳ね返されており、理由を尋ねてみたら「乗り換えだけだからビザを買っていなかった」とのこと。へえ、こんな国で乗り換えする人もいるんだ、と妙に感心した。

とりあえず覚えたTurismoという単語以外何を発したかは覚えていないが、しっかりと入国スタンプを押され、荷物検査を通り抜け、持ち込み荷物についての書類を書いた。セキュリティは案外厳しくなく、その書類の提出先は簡素なテーブルに座った二人の職員だった。

職員のおじさんに「日本人か、そうか」などと言われ、あっけなく入国した。

 

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この空港が簡素かどうかはよくわからない。もちろん、今まで行ったどの空港よりも簡素なことは間違いないが、思っていたよりは発展しているな、というのが第一印象だった。私はどこか、テレビで見たアフリカの空港のようなものを期待していたのかもしれない。

 

とりあえずインフォメーションでタクシーの乗り方を聞こう、と近づくと、カウンター越しのお姉さんは大声で「タクシーね!この人について行きなさい!」とタクシードライバーを紹介してくれた。大丈夫なのか一抹の不安を覚えつつ、とりあえず両替するから、と一旦断り、唯一持っていた日本円、5000円を両替した。43.05CUCになった。

 

空港前には黄色いタクシーがずらりと並び、期待していたアメ車ではなかったので少しがっかりしたが、とりあえず宿へと向かった。