La Habana 2

タクシーの窓から見える景色一つ一つがどこか懐かしく、でも何もかもが新しくて、眠い目を必死にこじあけ、何も見逃すまいとカメラ片手に窓にへばりつく。

馬に乗った人。アメ車。背の低い建物。土ぼこり。革命広場には、たくさんの観光客らしき人々と近代的なバスの群れ。

 

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街に近づくにつれ、人と車の通りが増えていき、心なしか建物も重厚になっていく。

「ここだよ」と降ろされたのは混雑した狭い路地の一角だった。なぜか道がところどころバリケードで塞がれ、その前でたくさんの人が何かを見ていた。

 

キューバにはホテルだけでなくカサと呼ばれる民宿のようなものがたくさんある。インターネットの発達していないこの国では飛び込みでカサに宿泊交渉する人もたくさんいるけれど、スペイン語のできない私はカンクンの宿に貼り紙のあった日本人専用のカサに予約をいれ、宿泊した。

 

メールで教えられた通りに鍵を受け取り、急な階段を4階まで登ると、宿のおばさんとおばあさんが出迎えてくれた。何を言っているかはさっぱりわからないけれど、とにかく部屋に通される。

 

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どうやら一人、先客がいるらしい。どんな人だろうかと少し不安に思いつつ、もう一つの部屋に宿泊しているという日本人男性と出会う。大阪弁が印象的な、人の心にすっと入ってくるような人だった。

 

とりあえずしばらくしたら外に出るついでに両替所まで案内してくれるというので、それまでの間少し眠ることにした。ベッドの寝心地など感じる暇もなく、気づいたら深い眠りに落ちていた。